ラスボス しっとり、うっとり、お嬢様フェイス。
早速行くよー
●人妖部門
上位9位まで変化なし。もはやマンネリ。
妹紅、天子、紫と憑依華に出たメンバーが微増。逆に天空璋で自機化した文は順位を落とす結果に。人気投票の直前に出た憑依華の方が影響が大きいようだ。
その憑依華のラスボスの姉の方、依神紫苑はなんと初登場15位の大健闘。まだ話題がホットなうちだったとは言え、上位陣はただの席替えと揶揄される範囲に食い込んだのは大健闘だ。次回以降どうなるか心配だけど。
27位には前回から43位順位を上げたドレミー・スイート。過去ここまで順位を上げたキャラっていたのか? 憑依華効果凄まじい。下にはサグメに純狐と紺珠伝勢が続く。
天空璋1位は45位の摩多羅隠岐奈。憑依華が出たから新作ご祝儀表が少なかったのかな? 出だしはまぁまぁ。でも紺珠伝初登場時のサグメやクラピに比べるとどうしても……。紺珠伝に比べて話の規模が小さかったからか。因みに下には今泉影狼と高麗野あうん。犬コンビ。
54位に依神女苑。ぶっちゃけこの順位でも健闘した方。というか姉妹でこんなに差が付くのも珍しい。
66位にお馴染み易者。上位に新キャラが4人いることを考えるとほぼ維持。この辺で安定しそう。
プリズムリバーウィズHは上がらず。憑依華で重要なポジションだったのに……。そして秋サンドも発生せず。
バックダンサーズの二人は舞が微妙に上。僕っ娘可愛いしね!
新キャラ最下位は109位の坂田ネムノ。異変後書籍に出たラルバあうん成美隠岐奈と違って全く音沙汰無し。多分話に絡ませづらいんだろう。
●音楽部門
オーエンとセプテットはほぼ殿堂入りなのでノータッチ。
ピュアヒューリーズがなんとハルトマンを抜き3位。分かりやすい曲は強い。
上海紅茶館が神々が恋した幻想郷を抜いて道中曲最高順位に返り咲く。道中曲ツートップはもうこの2曲で良さそう。
新曲1位は今宵は飄逸なエゴイスト。少々特殊な曲なので人気を得るのも納得。僕も投票した。そのすぐ下に秘神マターラ。少し離れて秘匿されたフォーシーズンズ、クレイジーバックダンサーズと続く。天空璋の新曲勢は強かった。因みにこれでも上位10%です。
憑依華にでた地の色は黄色、悠久の蒸気機関は上昇。ここにも大きな憑依華効果が。
●作品部門
上位7位まで変化なし。大団円を迎えた鈴奈庵は上がっても良さそうだけど。
新作天空璋は9位、憑依華は10位。ここは天空璋が上なのか。
簡易版なのでこんなもので。アンケートやコメントが発表されたらまた記事書くかも。
ぼくのかんがえたさいきょうのラスボス
(一部、過去の投稿と被る箇所があります)
義父が口火を切りました。
「お義父さんたち、銀行を回り歩いたんだが、どこもきちんとしたことは教えてくれないんだよ。
第一法定相続人の奥様でないと話せません、と言って」
そりゃそうでしょうね。
わかってたけど、義父が借金返すと言ったので放置したまでです。
それまでに、できる限りの準備はしました。
「そこでなんだが」
と、義父が書類の束をちゃぶ台の上に置きました。
「この借金は
鯛子、お前が
返しなさい」
えーとえと。
お前は一体
何を言っているんだ?
「お義父さん、返すって言ってたじゃないですか?」
と言葉を返すと
「いやあ、この書類を整理して、あの弁護士さんに見てもらったんだけど、この金額を見て相続放棄を勧められたんだよ。
マンションは放棄したくないんだが」
ツッコミどころが、過去最高に多い。
まず
「その書類を整理したのは私ですけど。
お通夜の前にお義父さんに言われて、目の前で整理したじゃないですか」
「そうか?覚えていないよ。気が動転していたから」
出ました!
必殺、覚えてない
「弁護士さんも、調停の費用はなかったことにしてくれると言っているんだよ。
だから、鯛子に一度相談に来るよう勧めておいてほしいと言われたんだ。
親切な弁護士さんだよな」
そこもツッコミどころなんだけど。
あの弁護士、商売の臭いがぷんぷんしますけど。
相続の世話をして、相談料に調停の料金乗せる気満々だと思いますよ。
そして、ここが一番のツッコミどころ。
そんなに親切なのに、マンションはあんたたちのものじゃないって教えてくれなかったの?
まさか、弁護士と結託してなけなしの財産乗っ取る気ですか?
「お話はそれだけですか?」
と聞いてみると、義両親がうなづきました。
なるほど。
反撃に出る時が来たようですね。
すうっと息を吸って、私は声を出しました。
「お義父さん、相続の放棄をされるつもりなんですか?」
義両親がうなづきました。
「残念ですが、それは無理だと思いますよ」
義家族の顔色が変わりました。
怒っているようで、赤みが差しています。
「鯛子たちが相続の放棄をしたら、その連絡をもらってお義父さんたちもすぐ放棄の手続きをするよ。
弁護士さんがそれがいいと言っていたよ。
義弟もそのために印鑑登録をしてきたんだから」
あまちゃん。どこまでも考えが甘い。
てか、義弟が初めて印鑑登録したってことは、この家は親子ローンじゃないんだ。
さすが、30すぎて親の車を乗り回す男は違うわ。
というより、私のことなめ過ぎ。
「お義父さん。テレビやCDを売りましたよね?」
「売ったよ。大したお金にはならなかったが。この前明細を送っただろう」
私の思い出の品を、金にならないとか言ってんじゃねーよ。
「そのこと、弁護士さんに話しましたか?」
いいや、と義父が首を横に振りました。
「先に言っておくと、私と子は明日にでも相続放棄の手続きを取ることができます。
なぜなら、遺品に手をつけていないから。
でもあなたたちはできません」
義両親と義弟の顔がますます赤くなりました。
「あなたたち、夫の遺品を売って、益を得ているんですよね。
その時点で、相続を承認していますから。
よって、
相続の放棄は
できません」
義家族はぽかんとしています。
「ついでに言えば、私の品物を売ったことは、横領、簡単に言えば泥棒です。
先日、明細のコピーをいただいているので、いつでも訴える準備はできていますから」
本当はここまで追い込むつもりはなかったのですが、「大したお金にならなかった」の一言が、私に火を付けました。
「売ったことを内緒にして、相続の放棄をしたら犯罪ですよ。
このことを踏まえて、もう一度弁護士さんに相談された方が良いと思います」
ここまで頑張ってきた。
あー
すっきりした!
25年以上の恨みを一気に晴らした気がしました。
ちゃぶ台に置かれた書類は手にせず、リビングとの間の襖を開けました。
襖の向こうには子と義叔母。
義父の世間体命スイッチが入りました。
「た、鯛子が田舎のお菓子を持って来てくれたから、みんなで食べよう」
襖越しに義叔母にも話は聞こえていたようです。
明らかに慌てた様子でした。
出された出涸らしのお茶を飲んでいると、義父が話しかけてきました。
「百箇日が、○月○日とさっき玄関先で副住職と決めておいたよ。
まあ、お前たちは忙しいと思うから、無理に来なくていいから」
とりあえず、うなづいて帰りました。
ちなみにのど仏を法要のために連れてきていましたが、義父が
「骨を分けておくのは忍びないから、こちらで預かるよ」
と言ったので、そのまま置いて帰りました。
だったら最初から引き取れよ。
夕飯に誘われることもなく、帰途につきました。
帰りの車の中で子が言いました。
「さっきの百箇日の話、
来るなって言われた
気がするんだけど?」
やはり、私だけの思い込みではなかったか。
冷静に子が聞いて、来るなと受け止めたんだから、やはり拒絶されたのでしょう。
まあ、心の中で供養すればいいよ、と言って家に着きました。
長い長い一日が終わりました。